ひと頃は、キャリーバッグというとプラスチックやスチールでできた小型ケージ風のハードキャリーをよく見かけたが、最近はちょっとお洒落なトートバッグ風のものをよく見かける。ハードキャリーも、長距離の移動にはなくてはならないが、トートバッグ風のキャリーバッグは、お洒落なデザインのものが増えてきた。
サイズから考えると、入れて連れて歩けるのは小型犬に限られるが、飼い主さんがファッションという点で妥協せずに持てるキャリーバッグが増えてきたのは楽しいことである。
そういうお洒落なキャリーバッグからは、たいていこれまた可愛いワンコが顔を出している。
最初、このタイプのキャリーバッグを見たときは、普通のバッグのように見えたので、何かのはずみでワンコが飛び出したりしないかと心配になったが、ちゃんと中にリードを留める金具などが付いているらしい。
運ばれる方のワンコも、景色が見えないままどこかに連れて行かれるより、周りが見えている方がお散歩の延長線上のようで安心するのではないかと思うが、こればっかりは個体差があるかもしれない。
そういう場合は、サイドのファブリックが巻き上げられるようになっていて、メッシュや格子ごしに中の様子を確認できるタイプのキャリーバッグが適しているだろう。
人間の荷物を運ぶキャリーバッグのように、底にホイールが付いているタイプのキャリーバッグもある。
このタイプには、持ち手を収納してリュックのように背負うことができるものも販売されている。
小型のワンコといえど、体重が数キロあると飼い主さんにとっても重労働だから、これも良いアイデアだと思う。
時々、お年寄りがシルバーカーというのか、手押し車というのか、歩行の補助にもなるキャリーバッグを押しながら歩いていて、よく見ると、バッグからワンコが顔を出していたりすることもあるが、あれがワンコ専用かどうかは不明である。
ちなみに、ペットカートと呼ばれるワンコ専用のカートもある。
キャリーバッグをいろいろ見ていると、ルイ・ヴィトンのちょっとジョークなワンコ型バッグを見つけた。
これはキャリーバッグではなくて、バッグ自体がワンコの形をしているというもので、体はモノグラムのファブリックでできていて、形も顔もかなりリアルなワンコなのである。
可愛いというより、少しグロテスクにも感じる。
どんな人だったら、これを持って歩いてサマになるか、ちょっと想像がつかないが、電車の中なんかで、このバッグを見たら、多分ギョッとするだろうと思う。
それでも、一度は見てみたい気がする。